卒業研究を始めるにあたって、川合さんインタビュー
今年も建築学科では、卒業研究が本格的に始まるシーズンになりました。
そこで、卒業研究への意気込みや、考えられているテーマについて、建築学科在学生の川合幸江さんにお聞きしました。
--建築学科に入学した動機などについて聞かせてください。
最初は建築の勉強してみようか、という漠然とした思いからでした。2級建築士をとるには資格がいるから。じゃあ大学?通信もあるのか・・・。という流れで。愛知産業大学通信教育部のパンフレットを請求しました。その頃には生まれて初めて!?勉強したいと言う気持ちが強くなっていて自分でも意外な感覚でした。(いかにこれまで勉強してこなかったか・・・)
--これまでのスクーリングや通信学習で苦労してきたことや楽しかったことなどについて聞かせてください。
ともかく必死でこなしてきました。学校と仕事と家事とで目が廻るような忙しさです。通信教育で学んでいる方は皆さん大体がそうだと思いますが苦労とも違いますね。それより楽しさのほうがはるかに上回っています。建築を学ぶ事もそうですし、スクーリングなどでさまざまな人達と出会う事ができて、また、その人達と思いを共有できることが本当に素晴らしいです。 勿論、それらは家族の協力なくしてはなかったことで夫や娘に感謝しています。それにスクーリングの時は実家か姉の家へ泊まらせてもらうのですが、お弁当を持たせてくれたり、両親、姉の家族ともに応援してくれています。ありがたいですね。
--卒業研究がスタートしましたが意気込みなど聞かせてください。
一言でいうなら ‘勇往邁進’、突き進め~という感じでしょうか・・・!?だいぶ気持ちは先走っています(笑)
3年次編入でしたので勉強を始めて1年と少し。まだ卒研に入るのは早すぎるのではとも思いましたが、今年、卒研を見送り、更に勉強を重ねて来年といっても果たしてその分いいものが出来るかといったら、本来怠け者である私は、ただ時間を伸ばすだけで、さほど変わりはないのではないか?と思った訳です。だったら思い切って卒研に望んで今ある力を出し切りたいと・・・。 と言うとかっこよく聞こえますが、現実の仕事、勉強、家事をこなす中で内心は大丈夫かしらと弱気な面が見え隠れしています。
--卒業研究テーマで考えている事はどんなことですか?
「暮らしに山と木を取り込む拠点をつくる」がテーマです。
温暖で年間雨量の多い日本は「森の国」と呼ばれているように森林の生育に恵まれた国です。森林面積は国土の67%、その内人工林は全森林の41%にのぼっています。その日本が自国の木を使わずに、輸入材(使用する木材の82%)に頼っているのが実情で国産材は輸入材にどんどんマーケットをとられて価格的に太刀打ちできず、かけるべき人手がかけられぬまま放置される人工林が累積しています。 そのような荒廃していく山を再生させる手立てとして建築で何ができるか?という事を考えています。山を再生させるなどというと壮大な計画のようですが身近な視点で何ができるのか、暮らしに山と木を取り込む接点、装置、そういう仕掛け作りを建築で考えたいと思います。ですが、ゼミの伊藤潤一先生より、まずはその研究テーマの物理的面(→数学的根拠)だけでなく、非物理的面(→文化・歴史・コミュニティー)などを含めてそれらを徹底的に調べあげる事、建築を考えるのはその後との指導を受けましたので、今は日本の森林・林業の実態を調べる為に資料を山積みにして格闘中です。
--その後、卒業研究を進めていくにあたって、予定しているスケジュールなど教えてください。
8月中は上に述べましたような研究を積み上げて、9月には設計・模型にかかる予定です。10月には学校に提出する中間報告がありますのでその頃にはもう全体のイメージは出来上がっていると思います。そして12月に最終面接審査、1月に最終作品提出です。 卒研以外のレポート・試験・課題がまだ多数残っておりますのでそれらを並行しながら進めていく形になります。
今の時点では1月の提出まで行き着けるのか不安というのが正直な所です・・・。
--現在の仕事や生活で通信教育の建築の勉強と関連していることや活かされていることがあれば教えてください。
仕事は自営なのですが、主人はロートアイアン、私はステンドグラスを製作しています。主な仕事は階段や手摺、照明、ステンドなど建築に関わるものです。ステンドグラスは建物の窓にはめるわけですからその建物のイメージや壁の色、施主の好みなどを考えてデザインやガラスの色を決めていきます。この大学で建築を学ぶ以前にもそうしてきたつもりですが今はより建築の側から見て考えるようになってきたと思います。これからも更にいい方向に変わっていきたいです。
--卒業後の目標などについて聞かせてください。
まずは無事、卒業できるかどうかもわからないような段階で卒業後を語るのもおこがましい気もしますが・・・。そうですね、もし卒業できた場合は受験資格が得られえるわけですから2級建築士試験に挑戦するつもりです。せっかく学ぶことに楽しさを感じられるようになったのですからずっと勉強は続けていきたいと思っています。
川合 幸江さん
- 年齢
- 42歳
- お住まい
- 山梨県
- ご職業
- ステンドグラス作家
- 主なコース
- 大学・建築学科
- 学年
- 4年生
Contents
- 1.建築学科に入学した動機などについて聞かせてください。
- 2.これまでのスクーリングや通信学習で苦労してきたことや楽しかったことなどについて聞かせてください。
- 3.卒業研究がスタートしましたが意気込みなど聞かせてください。
- 4.卒業研究テーマで考えている事はどんなことですか?
- 5.その後、卒業研究を進めていくにあたって、予定しているスケジュールなど教えてください。
- 6.現在の仕事や生活で通信教育の建築の勉強と関連していることや活かされていることがあれば教えてください。
- 7.卒業後の目標などについて聞かせてください。
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